【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流JP翠渓会 伊豆の渓流狩野川

【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流JP翠渓会 伊豆の渓流【回想】狩野川1


伊豆の渓流の春はいい。まだ各地で渓流解禁便りが、ぼちぼちくる頃、狩野川は早い春を迎える。本流の釣り場も長い。今より昔の方が、やはり川床などはきれいだ。天城山は標高1400M程で伊豆という地名度からすると、雪なんか無いと思う人もいるだろうが、そんなことはない。冬はしっかり降る。5年前も3/21頃、長野川で雪に降られた。天城山付近は寒い。狩野川本流は下流は大仁あたりから、場合によっつは韮山あたりでもヤマメが釣れた。修善寺の町中でも居るが釣趣には欠ける。大仁周辺は城山の景観が目を引くなので、気分はよい。やはり柿木川か船原口より上流がよい。田沢橋は別格のポイントがあり、尺ヤマメを釣った人も多いだろう。淵もよいが、荒瀬も大型がついている。柿木川も二俣まではぱっとしない(伊豆らしい)護岸王国だが、魚はいる。38センチのヤマメもでた。狩野川からの遡上物だろうが、体高はある。釣れたポイントは低い堰堤だ。他にも伊豆は外見より魚が多く、大型の多い好釣り場が沢山ある。半島を探りきるのは数年かかる。林田秀樹さんの 伊豆の渓流 という本をご存じだろうか? あの内容をあれだけ、短期間にまとめた人はいないだろう。ガイドは殆ど持ってるが、足掛け10年の内容では、現場に行って困る。長くても5年以内か、できれば3年以内の内容でないと、変況に合わないガイドになってしまう。

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翠月


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【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流JP翠渓会 甲州の渓流【再回想】3



以前にも書いたが、甲州には野犬のいる谷がある。人から聞いて行ったのだが、行きは良かったが帰りは道を塞がれ帰れないかと思った。恐ろしい甲斐犬だ。何故山奥にいるかはよくわからない。猟師が放した犬なら居つかないだろうし。飼い犬とも思えない、狼のような顔だ。はじめは明るいと見つかりやすいと思い、朝早く通過した。遠くで吠えたのは気になったが、林道にはいなかったので入っていった。釣りはイワナがたくさん釣れた。ここまでくる人はまりいないようだ。ただ昔の杣人は入ったようだから、泊り地もいくつかあり、伐採や山仕事づ入っていた痕跡はある。犬も連れてきたのか?町から入れる距離ではないし。 色々考えながら帰道についた。もう大丈夫と思ったら、とんでもない。待ち構えている。まだかなり先だがこちらに気が付いている、4.5匹はいるみたいだ。一匹が高い岩の上にいてこちらに向かって吠えている。よく見えないが、黒か茶色の体色だ。動かないと猪にも見えて怖い。これは最悪だ。あのカーブを越えなければ、ビバークしかない。仕方ない、見えないところまでゆっくり後退りだ。走ったら追い掛けてくるかもしれない。武者震いが止まらない。イワナ釣りは早めに上がったので、まだ四時だ。夏とは言え深夜は冷えるだろう。ビバークは簡易テント(ツエルト)とビバーク寝袋だ。食料はある。夜行性でもない限り、寝ぐらな引くだろう。と安易な考えだった。朝は見られていての待ち伏せか? 着替えをしたが、鳥肌になっていた。五時になり夕焼けが眩しい。一時間近く置いたので様子を見に行く! あっ!いなくなっている。さぁ帰ろう。問題のカーブに差し掛かったがやはりいなかった。何で急にいないのかわからないが、どうでもよくなる。なんとか林道を抜け出し、汗だくになって、最終集落へ辿り着く。夕日が落ちて7時近かった。本当に危険を感じた釣行だった。単独行は危険だ。あれから入ってないが今はあの犬はいるのか不明だ。



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