2008-01-01から1年間の記事一覧
【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会 続・甲州の渓流【再回想】４ 甲斐南部の鰍沢町は、これまたいい名前だ。付近で目立つ富士川支流は、大柳川と小柳川で、特に大柳川は通った。国道52号を右折、十谷(ｼﾞｯｺｸ)温泉に向かう。下流は平坦だが、だんだ…
【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会 続・甲州の渓流【再回想】５ 葛野川４ 朝方になると、雨になっていた。朝靄が掛かっていて大したことはない。魚止め滝までは直ぐだ。ツェルトを撤収し、ひんやりした夏の渓を遡行する。まだ落差は無いが、魚止…
【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会 続・甲州の渓流【再回想】５ 葛野川３ そんな訳で、幾度となく訪れる渓流となり、郡内渓流では一番通った土室川だった。全く釣れない日もあったが、多少増水していても巻き道を使えば、魚止め滝までは行けた。…
【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会 続・甲州の渓流【再回想】５ 葛野川２ 危険な険谷という、小金沢の名前に、自分の技量では当然入渓は困難に思われた。地図に目をやると、大支流の奈良子川、浅川に目が行くが、小金沢があまりに目立つゴルジュ…
【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会 続・甲州の渓流【再回想】５ 葛野川１ 甲斐葛野川水系は、山梨県郡内北部の小金沢連嶺を水源にした、一大渓流だ。もっとも、ベテランの渓流マンなら知らない人はいない。関東の耶馬渓…、関東の黒部などとうた…
【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会 続・甲州の渓流【再回想】４ 甲斐南部の鰍沢町は、これまたいい名前だ。付近で目立つ富士川支流は、大柳川と小柳川で、特に大柳川は通った。国道52号を右折、十谷(ｼﾞｯｺｸ)温泉に向かう。下流は平坦だが、だんだ…
【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会 続・甲州の渓流【再回想】１ 甲斐の国は南アルプスや東アルプス、八ヶ岳などに囲まれた一大渓流王国だ。鮎の川で有名な富士川水系が中心で、更に早川、釜無川、笛吹川と甲州路の渓流の中心河川に別れる。渓流…
【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会 丹沢の渓流 西丹沢・大又沢源流２ 当時、世附川に通い始めた頃はまだ丹沢湖（三保ダム）の完成直前で急ピッチで工事が進んでいた。浅瀬行きのバスは無くなり、世附への林道は湖岸道工事の為一般車は通行止めに…
【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会 丹沢の渓流 西丹沢・大又沢源流１ 世附川(ゆづくがわ)は(ゆづく、ヨヅク、ユヅク、出れも訛、語源は湯＝世＝湯付く、湯附く？)は三保ダム(丹沢湖)の建設が進み、ダム周辺で立入が規制されていた時期に初めて行…
【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会 甲州の渓流「鉱山跡のある源流の釣り １」 翠月が源流部で鉱山のある谷が、所謂人知れずの渓だと言うことに対して、幾つか質問が来ているので個別ではなく、ここで回答するので参考にされたい。私は、勿論鉱物…
【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会 続・丹沢の渓流【再回想】２ 丹沢山・秋郷愁 東丹沢に単独で行った。今回は、登山がメイン。禁漁近い10月の渓だ。まずは小田急伊勢原駅からバスで、大山の阿夫利神社に向かう。ケーブルのあるバス終点から戻り…
【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会 続・岐阜の渓流【再回想】１ 昭和59年、岐阜の渓流に単独で行った。春先の長良川、吉田川付近を狙う予定で出かけた。吉田川は長良川の支流だが、独立河川の規模がある。当然本流を中心に釣る訳だが、鶴佐橋と…
【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会 続・北海道の渓流と湖 ２ 室蘭でフェリーを降りると、直ぐ漁港の町、室蘭市内に入る。夕方だから朝の活気は無いが、市内で買出しをする。観光の土産物屋が多い。今回は二週間程の予定を組んでいるので、買出し…
【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会 続・越後の渓流【再回想】魚野川源流１ 越後の夏は暑い。その年は猛暑で渇水の日が続いた。いつものように大源太に宿泊、越後湯沢周辺の渓流を釣る。魚野川は越後平野を貫く大河信濃川の支流だが、長大な水系…
【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会 続・奥多摩の渓流【再回想】奥多摩・小川谷１ 奥多摩の小川谷へは幾度となく通った。今は、賀廊谷（かろうだに）出合いからは車両は入れないが、当時は滝上谷を巻き小川谷林道で終点まで入れた。現在は更に伸…
【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会 続・岐阜の渓流【再回想】３ 吉田川水系は長良川を代表する名渓流だ。鮎釣りも盛んな、郡上地方にあって、吉田川のアマゴと言えば、魚型もよく美味。温泉宿などでは職漁師から仕入れていたほどだ。昭和30〜40…
【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会 続・丹沢の渓流【再回想】９ 丹沢の中津川水系源流は、やはり今も入れないが、落差もある巨石を配した好渓だ。かなり奥行きがある。沢登り対象の渓流が多い。実は残存渓魚がいたらしいが？丹沢の岩魚も一番い…
【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会 続・甲州の渓流【再回想】５ そんな訳で、葛野川水系は、幾度となく訪れる渓流となり、郡内渓流では一番通ったのは土室川だった。全く釣れない日もあったが、多少増水していても巻き道を使えば、魚止め滝まで…
【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会 続・小金沢連嶺の渓流【再回想】１ 山梨県の郡内地方と奥多摩都留郡に接する、小金沢連嶺は、主峰の小金沢連嶺が県内側に有る為小金沢側は裏口的に見える。確かに表登山道は裂石側だが、古来より小菅・大菩薩…
【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会 続・上信越国境の渓流【再回想】２ 翠雪殿は、機転が利くが私は悩んだ。日向見川と言えば昔は職漁師も通った名渓だ。なぜ釣れないのか？不思議だった。昔の職漁師とは…最近のインチキ職漁師を名乗る釣り師とは…
【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会 続・北陸の渓流【再回想】１ 北陸へは、紀伊半島と同じく20年前から、通っているが、豪雪地帯の為、行けない年もあり、毎年行っている紀伊半島とは違い、皆勤賞という訳にはいかない。北陸の渓流は、福井県、…
【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会 続・甲州の渓流【再回想】５ 危険な険谷という、葛野川小金沢の名前に、自分の技量では当然入渓は困難に思われた。地図に目をやると、大支流の奈良子川、浅川に目が行くが、小金沢があまりに目立つゴルジュ記…
【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会 続・甲州の渓流【再回想】５ 甲斐葛野川水系は、山梨県郡内北部の小金沢連嶺を水源にした、一大渓流だ。もっとも、ベテランの渓流マンなら知らない人はいない。関東の耶馬渓…、関東の黒部などとうたわれた小金…
【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会 続・岐阜の渓流【再回想】１ 昭和59年、岐阜の渓流に単独で行った。春先の長良川、吉田川付近を狙う予定で出かけた。吉田川は長良川の支流だが、独立河川の規模がある。当然本流を中心に釣る訳だが、つるさ橋…
【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会 続・上信越国境の渓流【再回想】２ 四万川 翌朝は、日向見川に向かう。日向見川は南向きに流れる渓だが、中流部は豪快な渓谷で、初心者には完全遡行は無理だ。後年、何度か行ったが途中で引き返す事になった。…
【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会 北海道の渓流と湖２(再回想) 室蘭でフェリーを降りると、直ぐ漁港の町、室蘭市内に入る。夕方だから朝の活気は無いが、市内で買出しをする。観光の土産物屋が多い。今回は二週間程の予定を組んでいるので、買…
【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会 北海道の渓流と湖１(再回想) ９０年代に三回北海道に行ったが、９８年の北海道釣行長期遠征を思い出す。北海道へのフェリーの旅は大洗港〜苫小牧港が一般的だが、船舶乗船の時間が長いので、直江津〜室蘭の日…
【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会 続・越後の渓流【再回想】魚野川源流１ 越後の夏は暑い。その年は猛暑で渇水の日が続いた。いつものように大源太に宿泊、越後湯沢周辺の渓流を釣る。魚野川は越後平野を貫く大河、信濃川の支流だが長大な水系…
【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会 続・越後の渓流【再回想】魚野川源流２ 万太郎谷 その万太郎谷は、当時でも新幹線や関越トンネルの工事の影響は少なかった。地図でみると、万太郎谷を貫いているようにも見える部分がある。万太郎谷の名前は以…
【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会 続・越後の渓流【再回想】魚野川源流３ 万太郎谷 降りたあたりは明るい谷だった。翠雪殿は足拍子沢で得意になったてんからで先行する。私は大概後行することが多い。ペースを人に合わせるのが苦手だからだ。開…
