【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流JP翠渓会 続・甲州の渓流【再

【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流JP翠渓会 続・甲州の渓流【再回想】5


そんな訳で、葛野川水系は、幾度となく訪れる渓流となり、郡内渓流では一番通ったのは土室川だった。全く釣れない日もあったが、多少増水していても巻き道を使えば、魚止め滝までは行けた。例の大ヤマメを見た沢の出合いも一雨降ると、砂で平らになっていた。最初の堰堤までは、たいしたポイントもないが、水のある時はヤマメが平瀬からも釣れた。ある年のカラカラの夏日が続いた8月に、土室川に行ってみた。いつものような下流から入るが、水が無い!渇水だ。暫く竿も出さず歩いた。時折、山裾に動物の気配を感じながら、ゆっくりあるく、地図で見ると左に大きく湾曲した流れになるが、見た目はそうでもない。地図でみるとゴルジュでも有りそうな地形に見える。岩盤はあるが、ゴルジュと言うわけ出もない。この辺りから竿をようやく出す。あまりの暑さに、半袖一枚だ。渓にいるのに蒸し暑い。暫らくしてやっと一匹のヤマメ。18センチだ。直ぐ放流すると元気に川に戻った。夏ヤマメは1里に一匹とはこのことだ。いっそビバークしてみるか?寝袋はないが、モンベルツェルトはある。決心して対岸の台地上にツェルトを張る。全く無風で暑い。木々を集め、ビバークの準備だ。食料は多めに持っている、雨の心配もない、大丈夫、大丈夫…。夕まづめにテンカラで釣る。ヤマメは小型だか、元気に飛び掛かってくる。おかずに二匹キープする。山菜もない季節、あとはインスタントものだ。テン場に帰り、焚き火をする。夜になり少し寒い。明日は魚止めを朝イチ攻めて戻る予定だ。
星が綺麗な明るい夜だった。

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