【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流JP翠渓会奥鬼怒の渓流【回想】

suikei2006-03-18

【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流JP翠渓会 奥鬼怒の渓流【回想】馬坂谷1



今から22年前の夏、真夜中12時に翠雪どのが家まできてくれ、都内を出発、川口市から東北道にのる。途中パーキングに寄ったのは覚えているが、あとは疲れもあり熟睡。川俣湖で明るくなる。いつもながら、なかなか寝起きが悪い。無砂谷、馬坂谷には初めて来た。出会いの橋から川を見るが水量はそれほどでもない。川俣湖が出来る以前を知る釣り人は少ない。かつて手安川は馬坂谷と無砂谷を併せた下流部で鬼怒川本流に注いでいた。現在馬坂谷林道が帝釈山近く馬坂峠を通過しているとはいえ、馬坂谷と無砂谷は帝釈山を盟主とする関東会越国境連山から流れ出る『名渓』だ。当時、無砂谷は無砂谷林道の延伸工事や土砂の流失で、とても荒れた感じだった。手安川と呼ばれていた頃の事はわからないが、両谷とも奥は深い。馬坂峠、帝釈山脈を水源とし南東に流れる谷だが、今のように峠を林道が抜けるとは思わなかった。かなり林道工事は頻繁に行われていたようだが、途中までしか車は入れなく、工事車両があるので下流に車を置き1時間30分ほどしばらく歩いてから、入渓した。そこは馬坂谷の中流より下だが、白い砂利で埋まっていた。林道工事の影響だろう。資材が谷のあちこちに放置されている。しかし、馬坂谷は水も綺麗で、イワナが釣れた。少し白っぼいニッコウイワナだ。もっと腹の黄色、橙色のイワナが見たいと釣り上がる。翠雪殿はテンカラもやるので、頑張っている。魚はかなり見えるが合わせが難しく、掛からない。魚はでるが20センチから24センチくらい。大型を期待したが無理か? 暫らく遡行すると、だんだんと落差が出てきた。支流の枝沢も多い。地図で見るとわかるが、典型的な左右の樹枝状の形状を擁した渓流だ。こういう渓は本谷への渓魚の補給源になる沢が多いから、魚は絶えず自然な状態が保たれている場合が多い。調査の為、いくつかの沢に竿をだすが、全くアタリも無く、魚影も無かった。どうしたのだろう。支流の方が、苔もあり、渓相も安定していたのに。水量は渇水気味。イワナも休憩か?こういう時は魚止めにイワナが群れている事があるので、ひたすら上る。次第に渓相もよくなり、左右から幾つもの支流を分けると、田代山から湧出する沢の出合いだ。更に源流らしく落差も大きい。てんからにもイワナが出始める。このあたりまでくれば、工事の影響もなく、流れも綺麗だ。下流で見た資材はない。暫らく行くと滝が表れた、高くはないが、巻きが難しそうに見えた。谷の全貌が分からないまま、勢いでここまで来てしまった。予想以上に時間が掛かっていた。まずい!日が落ちる前に戻れるだろうか?

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翠月




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