【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流JP翠渓会秩父の渓流

【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流JP翠渓会  秩父の渓流【回想】浦山川1


今年で32年目、渓流釣りを始めたのは小学4年、10才の時、御岳渓谷でヤマメを釣るがとても綺麗な魚だと思った。中学になると毎シーズン解禁が楽しみになる。まだ早春の時期、解禁釣行に向かう。明日の釣りを考えるとなかなか寝付けない。オリムピックのパックリュックにあれこれ考えながら準備する。当時高くてなかなか買えなかった高価なダイワPC琥珀42と○勝で買ったオリムピックの浅間15を用意、明日の出発に備える。なかなか寝付けないまま朝になり、母が作ってくれたおぎぎりをもらい自転車で始発電車に間に合うよう出発。いつも釣りに行くときは心配そうに見送る母。当時は信じられないくらい薄着なのに元気だった。所沢から西武鉄道を始発から乗り継いでも秩父の渓は遠い。やっと浦山郷寄国土につく頃は日が高く昇っていた。大日堂、なぜか深く崇拝する。夢にも何度もでてきた浦山大日堂。車もバイクもない当時一日に釣れる距離も限られているが今より、土地の人とよく話していたことを思い出す。昔の人は足が達者だ。山に入るからと鳥首部落より一緒に入るが話を聞くだけでせいいっぱい。体力のない自分にはついていけない。年は80だという、山師風。とても身軽だ。背中に背負子、足袋のようなものを履き、手には軍手。急坂もすたすた平らのように歩く。とても80才には思えない。釣りは若い頃したという。今、思うと営林関係の人だと思うが。道を教えてもらい沢の源流にでる。水量は春先で少ないがアタリはある。やっとヤマメが釣れた。18センチくらいの少し錆びた個体だ。越冬した魚らしいのですぐ魚体に触らず離してあげる。元気なく淵に戻った。まだ魚も回復していないのに竿をだしたことを後悔する。ゆっくり山道をくだると雪がちらついた。まだ早かったか?釣欲だけで来ている自分に、まだこの頃は釣りに対する考えも定かではなかった。



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