【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流JP翠渓会甲州の渓流【再回想】

【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流JP翠渓会 甲州の渓流【再回想】4



鉱山の渓流というと関東では、足尾銅山観光が有名だが、全国にある鉱山(金山、銀山)跡地は山奥にある所が多い。かなりの源流部に地名が残っていたり、採掘量によっては何百人も住んでいた鉱山跡地もある。例えば、甲州だと、柳沢川近くの黒川金山などが有名だ。甲州には金山がかなりあり、いまも採掘はしていないが砂金の採れる谷がある。僕が初めて砂金イワナと出会えたのもそんな人知れずの谷だった。下流部は平凡な沢だが源流部になると落差のあるイワナ釣り場だった。途中まではないが、岩魚が釣れる所から砂金が淵尻に付いているのが目立つようになる。下にはヤマメもあまごも全くいない沢だ。砂金がでてくるとイワナが釣れる谷なので、この谷で釣れる岩魚を『砂金イワナ』と呼んでいた。
ただこの奥には鉱山はない。もしかしたら、採掘がしずらい山奥だから、隠し金山があったのかもしれない。道はないが、昔聞いたが、廃坑の跡は道も潰すそうだ。だから道もないのに、渓流を遡るといきなり、跡地に出くわし、炭焼きや井戸、小屋の跡があったりする。そういえば奥多摩の山奥にも道はないが、炭焼き跡と小屋みたいな跡があった。昭和の時代まで使われていたようだ。今は、釣り師か、山仕事の人が入る程度である。
砂金の量は、よくわからないが、見た目もかなりはっきり見えるので、手付かずの金山があるかもしれない。ある年砂金の谷へ入渓した。最奥の滑滝からは魚影がなくなるが、滝をヘずり気味に巻いて行くとなんと、熊がいた。かなりの至近距離だが、小熊だ。ゆっくり対岸を登っていった。標高は1400Mほど。奥には青い空に映えた、稜線が見えた。



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