【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会 続・信州の渓流【再

【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会　続・信州の渓流【再回想】北信濃北部１

北信五岳に囲まれた、越後国境周辺は、以外と知られていないが、イワナの釣り場が多い。何しろ地図を広げてみると、沢の数が多い。長野市を離れると飯山方面の信濃川と、直江津方面の谷に別れる。妙高高原、戸隠高原、黒姫高原、飯綱高原などには、北信五岳に纏わる地名が多く存在する。妙高高原の関川水系は越後側になるが、北信とは近似した形態の渓流が多い。中でも飯山線沿いの渓流には早くから興味を持っていた。野ノ海川が目立つが信濃川を幹にかなりの中小渓流が流れ込む。開発の進んだ、野沢温泉方面からも少ないがイワナの渓流がある。この地域はヤマメもいるが、殆どがイワナの対象の釣り場だ。小沢の釣りが多くはなるが、長野市の知り合いが、53センチのイワナを釣っている。顎がシャクレタ雄の魚拓になっている。人が入らない渓流ではイワナも釣られずに大きくなるのではないかと思う。 野ノ海川は地元の人も通う奥のある渓流だ。第一堰堤ではよく粘っているのを見かけた。信濃川中流域も太古は海だったのだろう。千曲川佐久地方と同様、海に関連した地名が多い。
飯山沿線を下ると、栄村に至り、そして憧れの地、津南にでる。そこには志賀高原北部、野尻湖北部の渓流群を集めて、秋山郷を流れ大渓流中津川水系控えている。各支流を従え、堂々とした流れを津南の段丘地形に見せて信濃川に合流していた。津南、秋山郷に入ったのは、八年後の事になる。その時入渓した栃川で事故に遇うとは、まだこの時は思いもしない事だった。
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