【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流JP翠渓会奥多摩の渓流・後山川

【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流JP翠渓会 奥多摩の渓流・後山川水系三条ノ沢



後山川水系には集落が無かった。長い天平尾根を隔てた長流で、唯一地名で残る、矢竹、後山、高畑、杉名久保などは片倉谷より下流で、それ以上奥には集落名も残っていない。深い渓谷と谷間で平地が少なくとも思うが、平家落人の山里などは凄い山中にあったり、仙人が住むような谷間に移住している事もあり、住めない環境では無いはずだが…集落跡も少ない。入口の親川橋手前の急斜面の、お祭集落には知り合いの民宿が有り、泊まって釣りをした事もある。奥地には現在は立派な雲取山登山小屋になった三条の湯があるが、当時も三条ノ湯もあったが、三条沢は静かな谿間だった。三条沢大滝も深く掘れていて、今の様に浅くはなく立派な滝だった。三条ノ沢は何度も入渓した沢で、大滝上流の悪場は少なく巻きも楽だった。後山川ではヤマメの数は一番多い沢だと思っていたが、放流に因るものらしく当時既に三条ノ沢は天然ヤマメではなかった。三条ノ沢は今の様に径が整備されて無く、青岩谷橋から左岸沿いに小径が有り三条ノ湯まではしっかりしていたが、路肩が脆く足を踏み外し、墜落して翠雪殿に助けてもらったりした道だ。今思えば3月の小雪の中に物好きな…!と思うが25年前と今も変わらぬ渓流釣り人生を送っている!老後の楽しみも渓流釣りだろう。三条ノ湯は略通年、常駐管理人がいてお世話になった。雲取山からは下山道に使うが、後山林道の長い歩きが嫌われて登山者とも会うきかいは少なかった。今の三条小屋に当時写真がある。風呂も有り、小屋の裏手を下りて別棟だが、東北のいで湯に湯治にでも来たような良い雰囲気の風呂だ。窓越しの景色も深山の新緑が眩しい。後山川水系に釣行の際は是非とも立ち寄りたい。宿泊して翌日青岩谷を釣るのも良いし、三条ノ沢を釣り、日帰り入浴をさせてもらうのも良いだろう。

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