【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流JP翠渓会奥多摩の渓流・後山川

【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流JP翠渓会 奥多摩の渓流・後山川


多摩川奥多摩湖小河内(おごうち)ダムより上流を丹波川という。丹波山(たばやま)村は甲州北都留郡になり、行政上山梨県下の山村だ。その入口、親川橋を渡るが、それが後山川
丹波川本流の開割の流れにひっそり暗い谷間で合流しているのが、街道からも見える。親川とは多摩川丹波川)の事で、各支流から見て「親・川」「大・川」。多摩川下流域から暫々こういう呼称を聞く。「後ろ山」も「前川」「前山」に対してだろう。前者は丹波本流に。後者は丹波本村に対しての呼称だろうか?後山川は旧名を小川(子川)と言う。子川、コ川とは、捨て子な谷をも意味する。集落も片倉谷対岸に後山の地名は残るが、今は人は住まない谷だ。塩沢と青岩谷の逧に奥後山があるので、谷の入口はやはり、お祭だろうし、丹波本村に対しての後ろ村であったのかも知れない。いづれにしても丹波川水系では小菅川に次いで流程が長く渓流釣場としても古くから知られている谿だ。最近は、例の日本百名山ブームで雲取山最短ルートとして後山林道が有名だ。小型車ならば青岩谷出合いの青岩谷橋手前まで入れるが、林道終点から、シーズンには雲取山登山の客で無法無余地駐車違反帯となる。最近はの登山ブームから増えたマイカー登山を規制するものは無く、崩れも多い後山林道には駐車場も無い。登山道だけでなく、早期の駐車場整備が待たれる。私が通っていた1980年代は、後山林道終点付近、青岩谷橋辺りにはいつも鹿や猿、タヌキがのんびり歩いていた。日本百名山雲取山が脚光を浴びて久しいが、以前は秩父大輪や三峰(雲取山もその一峰)からの登山が一般的で、半日〜一泊を要した。今では最短で健脚者ならば後山口から二時間半の頂に変わった。実際楽な百名山になった訳だ。後山川専門だった釣り人も減り、最近は丹波川本流などに通っているようだ。丹波で2年前に会ったベテラン釣り師曰く…「昔は青岩や塩沢に入ったが最近は釣れないから…」だそうだ。確かに源流志向の渓流マンも、メーカーの流行り釣り法に惑わされ釣り場も道具も変わったかもしれない。本流釣りも大きな魅力はあるが、私の様なOLD渓流マンにとっては源流を目指す渓流釣りが好みだ。最近の既況も加えて書いたが、当時の後山川を話すことにしよう。



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