【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流JP翠渓会 奥多摩の渓流丹波川

【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流JP翠渓会 奥多摩の渓流・丹波川水系 柳沢川



丹波川は山深く、今でこそ青梅街道があり、舗装になっているが、昔は大変だったようだ。やはり柳沢峠が古くから発達したのは、甲州路から入りやすい易い為だ。一ノ瀬川との出合い、おいらん渕の銚子滝を過ぎると今迄の険長な丹波渓谷より解放され、信州の高原の様な明るい渓相になる。落合で別れる高橋川も同様に明るい川で、藪気味の川だ。犬切峠で一ノ瀬の集落に行ける。昔、落合源水館に泊り増水した柳沢川で初アマゴを釣った。柳沢峠…そこは人が行き交う歴史を閉じた峠。甲州黒川金山が盛んに採掘されていた戦国期は往来が多く、人、物、金が動いた。旧塩山市落合はそういう歴史を秘めた集落で一ノ瀬と共に一村を成した。柳沢川は平凡な川に終始するが、源水館の裏には滑滝が有り好ポイントだ。支流の板橋沢や本流には、昭和の早くから常設ヤマメ釣り場があり、ヤマメ(アマゴ)か放流されていた。しかし釣ってみるとアマゴが多い。柳沢峠を越え移植されたアマゴは一ノ瀬川や丹波川本流にも落ちている。生息分布から移植放流されたのだろう。同じ丹波川支流や一ノ瀬支流にはアマゴが生息しない谷が多い。近隣の泉水谷や竜喰谷など険しい谿程、アマゴの生息は聞かなかったが、源流に道が有ればアマゴを持ち上げた人もいるかもしれない。最近入ってないが、大常木谷や小常木谷もアマゴの谿になったかも知れない。下流中流は険しいが道が繋がる中流部上には小屋跡、炭焼き跡、山葵田跡など人跡が有り道がある。源頭は緩く穏やかになる谿も多い。しかし柳沢川には何時アマゴが入ったのだろう?笛吹川や重川からの移植だろうが、アマゴやヤマメは私たちが渓流釣りをするのより遥か昔から、山師や職漁師、鉱夫達、先人達の貴重な食量だったのかもしれない。



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