【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会 奥多摩の渓流【回想
【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会 奥多摩の渓流【回想】丹波川1
柳沢川は両親のふるさとの川だ。まだ中学生だったが、アマゴを初めて釣った。ヤマメは釣ったりみたりしていたが、朱点のあるアマゴはなかなか近くの奥多摩や秩父、奥武蔵、丹沢にはいなかった。一番近いアマゴは箱根あたりだろうが、甲州にあまごが居ることを知る。柳沢川の上流に山椒沢があるが、ヤマメ釣り場と書いてあった。しかしここにはアマゴがいた。本流のドライブインのやまめ釣り場、釣り堀も魚はアマゴだ。やまめの塩焼きも、あまごの塩焼きだ。一般にはやまめ、(ヤマメ)山女魚で通る。支流にはイワナもいるが後で知る。家族と源水館という旅館に泊り、朝、増水気味の柳沢川と高橋川を釣るが、朝一番に竿を膳棚滝に出したが、21センチの朱点の小さなアマゴだ。きれいだ。今思うと雌だったと思う。喜んで待ち帰り、父に見せた。父は山梨の生まれだが、ヤマメだと言っていた。子供のころ、笛吹川で川遊びで、水中に泳ぐ大ヤマメを何度もみたことがあるそうだ。笛吹川も実は支流にアマゴがいる。ヤマメも居るが、アマゴ一色の谷、沢もある。ヤマメとアマゴどちらも将来、追い続ける渓魚となるとはまだ、この時は想像もつかなかった。
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翠月
