【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流JP翠渓会 岐阜の渓流【回想】

suikei2006-04-17

【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流JP翠渓会 岐阜の渓流【回想】奥美濃2



岐阜の渓流は解禁が早い。温暖の地ではないが早期から釣れる。今から22年前雪の中、仲間3人と解禁した2月の岐阜の渓流群を目指し中央高速に乗った。解禁の長良川に竿を出すのは初めてだ。中央高速は空いている。西東京からだと混雑する東名は避けて信南、美濃、北陸へは中央高速を使うのが定番コースである。中津川でまた雪が降り停滞したが、夜でて翌朝岐阜、美濃加茂市に入った。ここから長い国道だ。今のように東海北陸道は無く解禁と重なる2.3月はスキー客の渋滞によくはまった。移動も時間がかかり馬瀬川や板取川にはいけそうにない。人気河川には地元をはじめ中京圏の釣り人が多い。当時は東京から喜んで来る人は少なく地元の人も多摩ナンバーを知らない。八幡の釣具店で聞くがやはり長良では吉田川が一番だという。今にちのように本流釣りが流行り、大物ばかり狙う釣り人が多いが、職漁師もいるくらいだから魚の扱いはプロ級の人が多い。渓魚(あまご)の姿態、美味に魅力があるらしい。長く生活に関わってきたアマゴ釣り、郡上の伝統だろうか。歴史も探訪するほうだが、川漁に関しての文献は多い。藩政時代の地誌や記録にも渓魚の川漁について書かれている。名実ともに生きた渓流だったのだろう。川の魅力は河口や源流だけではない。城下町の渓流というのはそこに暮らしてきた人達の歴史と共存している川の文化がある。