【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流JP翠渓会信州の渓流【回想】千

suikei2006-05-05

【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流JP翠渓会 信州の渓流【回想】千曲川


あれは今から20年前の1985年夏8月、お盆休みを利用して、長野の渓流の千曲川源流へキャンプ釣りに友達と出かけた日のことだ。東京から中央高速で十分日帰り可能だが、千曲川源流は水源の甲武信岳まで詰めるとなると日帰りでは無理だ。源流で一泊か早朝麓を立ち強行軍でも山頂一泊になる。そもそも我々のキャンプとは車で入れる場所のことだ。エキスパートな人には考えられないくらい安易な考えでやっていた。当時は装備も軽く、ダイワパワーウエーダを新調したばかりだ。最近のはじめた釣師は知らないだろが、ダイワのスパッターも併用していた。これはいい!足袋とスパッツが一緒になったものだ。テントはスーパーで安売りしていたものだし。ピクニック風の軽い装備だ。梓山から梓山川中流と沢に竿を出すが釣れない。渓相は穏やかだ。やっと20センチのイワナがでた。天気も怪しいので、キャンプ予定の千曲川本流上流を目指す。集落で情報を聞くが先日の台風の影響で荒れている。車も奥まで入れないらしいと。確かに台風は来ていたが関東には影響なかったのに信州側には小規模な災害はあったようだ。(この数時間後、日本の歴史に残るもっと大きな災害をこの夜、遠くの空に目撃することになるが、この時は知る由もない。後日新聞にも僕達の同じような空の光景を目撃した記事もあった。あの生暖かい風の不気味な天候はなんだったんだろう?)林道になると、荒れた箇所が目立つ。林道にも土砂が大量に出ている。それにしても空の雲が不気味な色で変な天候だ。また台風でも来るのか?風も生暖かい。途中でも竿を出すがアタリがない。やはり天候が荒れる前だろうか、イワナも出ていない。魚は大雨や異常気象の前を予知できると聞く。こんなアタリもないのに、大雨の後は入れ食いだったりする。魚は不思議だ。夕刻になりキャンプ適地にテントを張る。友達もなんだか気乗りしない様子。僕も同じだ。日が落ちてからしばらくしてやっぱり帰ろう!とどちらともなく言いだし、さっさと撤収に入る。風も出てきた。本当に台風が来たのか?もうとっくに日没時間はすぎ、夜なのに変に気温も高く空気も生暖かったのを今で
も覚えている。林道を下りている途中、反対の上州方面の山かいやに明るく見えた。完全に日が落ちて夜になのに、まるで日没の夕日のようだ。この時の空の色は美しい夕日の色とは違う何とも形容しがたい色だった。



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