【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会秩父の渓流【再回想】

【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会秩父の渓流【再回想】２

秩父の渓流への足掛かりになったのは、秩父市近郊の渓流だが、当時から既に荒川源流の入川谷、滝川谷、中津川、大洞川は注目していた。栃本の里から見る雁坂峠方面の山並みは、奥秩父への興味を更に掻き立てた。栃本の朝景、夕景は素晴らしい。霞んだ秩父連峰が壮大な眺めを提供してくれた。渓流釣りは旅の釣りだ。行く先々での光景は、釣り以外の思い出もできる。大血川の先に大輪という集落があるが、バスで出かけていた当時は、最終列車で秩父鉄道終点の三峰口駅下車し歩いて行った。現在の様に雁坂トンネルがない時代は、中津川の滝沢ダム計画があったくらいで、ダンプカーが多くない。太陽寺入口バス停から歩いて行くとこちらには、石灰採石場があるのでダンプカーの往来はある。休み休み行き、今の大血川渓流釣場がある橋の所まで駅からゆっくり歩いて三時間。まだ真っ暗だ。谷に落差のある渓流音が谺している中、夜明けを待った。

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