【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流JP翠渓会秩父の渓流【再回想】

【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流JP翠渓会 秩父の渓流【再回想】3浦山川



秩父の渓流は関東では春を迎えるのが遅い。奥武蔵の渓流なら、4月になれば春の陽気だが、秩父は違う。そのため、春四月半ば位までは入川、滝川、大洞川、中津川には入らず秩父市近郊の渓に出かける事が多かった。中でも憧憬の強かった浦山郷に通った。
ある年の三月一日、大久保谷に翠雪殿と入渓。まぁ解禁に寒い思いして釣り行する人も少ないだろうと
いう予想とは違い、何人もの釣り人に会ってしまったのた。今は浦山ダムさくら湖にっているが、右岸湖道が出来る前は、寄国土から入れた。寄国土はともかく、右岸の集落は川床よりかなり高い位置に点在していた。この景観は、ちょうど天竜川の秋葉ダム周辺の谷のようだ。それだけ下流部の谷が切れて深い事を物語っている。これは浦山川水系全域に共通する特徴だ。紀伊半島や四国など平落人の谷のようだ。水があれば日当たりのよい、平地を求めて移り住むのも必然かもしれない。大久保谷はその頃は事故もあり、関東南部の渓流の中でも小金沢や、大常木谷などの谷と同様険谷として知られていた。
下流部は何しろ谷が深い。ちょっとした滝や釜でも、廊下状になっていて、草付きの急登をしてから、大高巻きも強いられる危ない谷だ。例年よりその年は特に寒く、氷柱があちこちにあった。二人で翠雪どのの釣果一匹のみ、日が無く、寒さは増すばかりだ。上流には左岸に杣道があり、古い小屋のある所までは明瞭だ。鎌倉滝はこの時期は入渓したことがないが、夏はキャンプで一泊釣行がよい。上流から二人組の先行者が降りてきた。寒くて、雪がちらついたので下ってきたらしい。



………………………………
■日本渓流会JP翠渓会
翠渓会関東圏基幹G本部
関東圏本部・本部長
関東圏統括・関東管領
関東南部支部支部
翠渓会本部・副会長【翠月】
suikeikai@coda.ocn.ne.jp
http://www.suikeikai.jp
http://kantonanbu.wablog.com
………………………………………………………………
■日本渓流会JP翠渓会

翠渓会統括本部
翠渓会・管領【春翠】

suikeikai@coda.ocn.ne.jp
http://www.suikeikai.jp
http://tokai.wablog.com
http://www.suikeikai.jp/suikeikaibranch.html

………………………………Counter