【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流JP翠渓会 甲州の渓流【再回想

【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流JP翠渓会 甲州の渓流【再回想】4


そのハングした岩の淵は通過なに厄介だと見えた。淵の奥の落ち口に大イワナが見える。ゆらりゆらりと斑点が見える。40センチ近くはある。下からだとルアーかフライでないと無理だ。細長い淵だから立ち込む訳にもいかない。魚影を見てしまったので焦るばかりだ。仕方ない尾根を巻いて淵岩の10M先に降りるしかない。高巻きをして降りる途中、触った枝の上の岩が崩れた、やばいっ!一緒に落ちる。落ちたところは一枚岩の横づ助かった。でも手が血だらけだ。擦り傷を見ながら落ちた枝の根を見て驚いた、下からは見えなかったが球根みたいにむき出しだ。あの枝に全体重を掛けていたら頭から落ちただろう。危なかった。枝の根は上の岩盤の根元まで食い込んでいて、浸食で枯れたのだろうが根は残っていた。
とにかく傷口を渓水に浸す。冷たいのと痛いのが一緒に来た。急に腹も減ったので、飯にしでコーヒーを飲み落ち着きを取り戻す。 甲州の渓では度々事故になりそうな事が多くある。決まって、鉱山や金山があった谷だ。ここで三ヶ所目の事故。大事には至らないが、安全第一を心がけたい。この年の3年前も谷に閉じ込められそうになった。 大イワナのことはあきらめ、落ちてから、二時間後下山した。タヌキやテンがやた目を光らせた林道を戻り、車に着いた時は、真っ暗だった。



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