【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流JP翠渓会 秩父の渓流【再回想

【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流JP翠渓会 秩父の渓流【再回想】12
秩父両神山麓の渓・薄川



朝寒くて目が覚めた。彼も同じだった。私は朝の一番バスにはまだ時間があったので一番列車に乗るという彼を御花畑で見送る。ようやくバスが入ってきた。バスでいったん小鹿野町の車庫まで行き、乗り換える。薄川は赤平三川では中川に相当するが、流程、釣り場の範囲から一番規模は小さい、しかしバス終点の日向大谷までも立派な渓流だし、現在は薄川渓流釣場もあり家族連れなどで賑わっている。当時は両神山登山口のひとつとして紹介されていたが、小森川の白井差が登山の時間からも表口と紹介されるようになってからは大谷口を好んで登る人は少なかった。大谷周辺を釣り、ヤマメが釣れた。魚影は結構あった。サイズは八寸止まり。小型ヤマメが多かった。午後になり、七滝沢を釣りのぼり始めた。こちらは支流だが、落差のあるよい渓流だ。登山道が絡み、足元や岩には黄色のペンキが付いていて、清滝小屋へと書いてある。然程当たりも無くなったので、納竿し、登山に専念する。二時間掛かり漸く、稜線(尾根)を回り込み、清滝小屋のある、清滝沢にでる。名前の通り、清滝という滝もある。水場には困らない。既に、薄暗くなっていた。小屋には三名の大学生がいた。明日朝両神山を目指すという。釣竿を持っているのが珍しいのか、釣りの事も聞いてくる。ヤマメが釣れたと話した。(やはり物好きなっ!と思われただろう。)渓流釣りの魅力は釣るだけではない。清滝小屋は立派な丸太造りの小屋だ。最近は改修されたようだが、当時は期間外一部無料解放と山と渓谷社の本に出ていたので利用した。手早くラーメンを食べ明日に備えて早めに就寝した。小屋は以外と寒くなかった。

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翠月

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奥武蔵の渓流【再回想】9

渓流釣りをしていると、今まで気が付かない事を色々発見する。僕は地名や語源、歴史について多く、体験し学んできた。地名と人名、地域によりより違うが、渓流の形態や歴史を知るのにはよい材料だ。そういった事を全く考えずに釣りをする人もいるが、楽しみや趣向は様々だ。その人が楽しみたい方法で渓流釣りをすればいい。やはり、奥武蔵、秩父の渓流はそういう意味では僕の渓流スタイルを確立した地域という事になる。例えば、浦山川の『寄国土』なんて?読むかも知らなかった。そして地名や語源が示している場所、意味、歴史などに渓流釣りに行くたびに興味を持っていた。山奥で発見した道や小屋、炭焼き跡、山葵田など地図にない場所を好んで歩いた。おかげで単独行動の時の読図はなんとかできるようになった。奥武蔵の渓流は丹沢や秩父と共に渓流釣りを知り、各地に釣行するきっかけとなった地域だった。

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大菩薩連嶺の渓流【再回想】5

葛野川水系がダム工事で入渓規制が出始めた頃、手前の鶴川水系にも通いつめていた。もともと鶴川は家族連れで小学生から行っていたので、初めて来た訳ではない。鶴川水系も大菩薩連嶺から派生した尾根を水源に葛野川水系と小菅川水系、南秋川水系に囲まれた
水域で支流には奥深い沢もあり、釣り場となる支流も多い。しかも鶴川本流は釣り場となる末端の棡原集落から、源流までかなりの範囲が釣り場となる。下流の尾続から棡原までの鶴川本流も今はどうか?鶴川本流のメインは、僕は初戸から先、腰掛から阿寺沢の出合いまでだと思う。下流もダイナミックな渓相もあるが、淵の深さや岩盤の変化は腰掛より上か本命だ。下流には最大支流の仲間川水系もあり、鶴川水系の渓流釣り場は、本流も含めると葛野川水系にも劣らない好釣り場の宝庫だった。また釣り場として紹介されていない小支流にも型のよいヤマメやイワナがいた。鶴川水系は支流にも好釣り場がある。阿寺沢川、尾名手川、と西原から上流の各支流だ。鶴川源流は鶴峠に絡む細流となってしまうが、特に大沢、大座大滝はこの周辺では圧巻だ。そして最も通ったのが腰掛先の集落で合流する尾名手川だった。

翠月

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