【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流JP翠渓会 奥多摩の渓流小袖川

【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流JP翠渓会 奥多摩の渓流 小袖川



奥多摩湖には何本かの渓流が流れ混んでいるが、よく通った水根沢と小袖川、峰谷川が目立つ、所謂北岸の渓流群になる。南岸にもクキ沢があるが、入渓者は意外に多い。このうち小袖川はその名が気になっていた沢の一つで、まだ、奥多摩川の御岳渓谷でウキ釣りから、脈釣りを覚えたばかりの頃、雑誌つり人の解禁特集で載っていた谷だ。つり人にはポイントに×点で適当に書いてあった。国土地理院の地図を買い何度も照らし合わせるが、ポイントがわからない。今、思えば、挿入されている地図筆者の手作図なので曖昧だ。読図を本格的に勉強した。まだ中学生だったので、なかなか本は買えない。もっぱら図書館通いだった。古本屋で一時間も立ち読みして怒られたりしながらだんだん地図を読めるようになっていった。読図ができれば無理な遡行をせず、安全に釣り場に着け穴場にも出会えるのではないか?と勝ってに思っていた。小袖川…不思議な名前だ!小袖の小さな集落が有り由来を尋ねたりしたが、わからなかった。鴨沢は加茂神社と関係か?小袖川には最初はバスで行っていたから、朝一番と行っても八時くらいになってしまう。奥多摩駅に早く着きすぎて、西東京バス停で待っていた時、タクシーのおじさんが、鴨沢の登山口まで民宿の登山者を迎えに行くからと無料で乗せてくれたこともあった。ゆっくり入っても釣り人と会うことは少なかった。下流から釣り上るとすぐ小袖大滝だ。約20メートルくらいか?形のいい滝で印象深い。ここまではヤマメのみイワナは釣れなかった。大滝上流は谷が細くなり、小滝やちょっとした淵はあるが、山葵田が出てくると穏やかになる。丁度その先の炭焼小屋跡に左から小径が降りてきて山葵田と炭焼き跡に通じている。最近まで使用されていたような墨窯や石垣、小屋の跡か?人跡が多く見られた。伐採や植林もされていた様なので、谷と人の関わりを深く感じた。突然開けた小平地に出たりすると感動する。地図だけではわからない地形もある。山中で径というのは重要で地形からしか判断できない入渓路も有り、地形の弱点を縫うように径が繋がっている場合もあり、読図の難しさも学んだ谷だった。地図にない径を探せるようになるにはこの頃からまだ数十年かかった。



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