【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会 秩父の渓流【再回想

【匯想烈伝】回夢幻想渓流・日本渓流ＪＰ翠渓会　秩父の渓流【再回想】１０
奥秩父の渓・中津川水系

秩父の渓流でも中津川水系は流程が長い。支流までも全部探ると数年かかる。支流には奥の深い沢や、イワナの種沢迄、延々と数キロ道なしの沢を行かなければならない事もあった。まだ当時は滝沢ダムは建設計画中で本流も中津川中双里の集落など閑かで楽しめた。中津川はバイク、車を乗り出してから通った。バスも終点まではあるが便が少ない。中双里に宿を取るか、長時間の徒歩でキャンプしかなかった。支流には険しい沢もある。大滑沢、神流川など中流部の沢にはヤマメ、イワナが生息している。沢と言っても規模が大きい谷もある。ほぼ谷沿いに小径があるので利用できる。集落から迂回して源流部に入れる山道もあるが、初めてでは、分かりにくい。私も何度か迷っている。
王冠(往還？)は古い集落だ。今は彩の国ふれあい村キャンプ場や温泉施設もある。この開けた小平地に数軒の民家を数える程度だった。王冠は中津川源流部への入口だ。道の悪い林道を延々と行くしかない。ゲートがあって入りにくかった。中津川は王冠まではほぼ谷沿いで一部を除き、道路から近い。最終集落を過ぎると中津川には右岸、左岸から相次いで支流が出合う。十国山南麓の峠、十国峠までは大変な距離だ。日帰り徒歩だと、この王冠先までが限界だった。その後、車、バイクで信州へ越えた。そして二年後の8/12千曲川源流に行き赤い夕日のような夜空を見たhttp://kantonanbu.wablog.com/。

翠月

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